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麻酔科学講座部門紹介

麻酔科学教室について

奥田泰久教授
奥田泰久教授

獨協医科大学埼玉医療センター(前獨協医科大学越谷病院)麻酔科は昭和59年の病院開院と同時に初代教授佐藤勲先生(故人 札幌医科大学、昭和38年卒)を筆頭に麻酔科医4名と研修医2名のわずか6名でスタートし、平成15年4月から現教授の奥田泰久先生(獨協医科大学、昭和58年卒)に引き継がれました。開設当初は数名しかいなかった医局員も徐々に増加し、現在では奥田教授、浅井教授、新井教授、講師4名を含む15名の医局員、産休・育休中・パートタイム勤務の医師11名、医科麻酔研修中の歯科医師4名、非常勤医師・研究生・大学院生を含めると総勢約40名の医局へと成長しました。常勤医においては日本麻酔科学会認定指導医6名、専門医3名、日本ペインクリニック学会認定専門医4名と充実した医療を行える環境になってきています。

開設当時は東武伊勢崎線の高架もできておらず、周囲の建物の中では越谷病院が最も高い建築物でしたが、都市機能の発展とともに現在の新越谷駅周辺は大変整備され、人口も急激に増加してきています。平成5年の年間麻酔科管理症例数は約2200例でしたが、この15年でその症例数は急激に増加しました。平成10年5月の救命救急センター新設、平成29年には外科系新棟が完成し手術室は22室へと増え、年間症例数も平成29年は5000例、平成30年は5500例と急激に増加しました。症例も心臓血管外科のTAVIを含んだ血管内治療、ロボット支援手術、移植手術など多様な外科系手術が行われる手術室となりました。麻酔学の専門性の細分化に伴い、サブスペシャリティーとしてペインクリニック部門を奥田教授、気道管理部門を浅井教授、齋藤講師、心臓麻酔部門を新井教授、鈴木講師、小児部門を鈴木講師、産科部門を橋本講師、区域麻酔を齊間講師が中心となり臨床、研究、教育を行っております。

ペインクリニック部門は平成元年に開設されました。開院当初からペインクリニック部門の開設要望はあったものの、麻酔医不足により実現には至らず、開院5年目にようやく外来診療の開始となりました。平成15年、奥田教授の着任後は、奥田教授の専門分野がペインクリニックということもあり、週3回の外来をはじめ、X線透視下、超音波神経ブロックなどを積極的に行い、従来の麻酔管理業務に加えペインクリニック部門にも力を注いでいく体制となっています。

研究面においても、社会人大学院制度を活用した臨床研究に積極的に取り組んでいます。奥田教授着任後、11名が学位を取得し、現在も新たに数名が学位取得に向けて日々研究に励んでいます。そうした一連の研究活動の成果として、浅井教授が2014年に日本臨床麻酔学会小坂二度見賞、2018年に日本麻酔科学会松木賞を受賞され、齋藤講師が2017年に日本麻酔科学会青洲賞を受賞されています。また国内外の学会に毎年精力的に参加・発表し、半年から1年間の国内外留学も医局員の希望で行われています。

ここ数年は女性入局者の増加もあり、現在では総勢15名の女性医局員が在籍しています。そのほとんどが出産を経て、育児で忙しくても何らかの形で職場復帰をしているのも特徴の一つです。

奥田教授は越谷着任以来、明るくて楽しい医局を作りたいと、常日頃から言われています。その象徴ともいえるゴルフコンペ兼医局旅行は、着任16年が経過した現在でも医局の一大行事として毎年欠かさず継続されています。医局員一同、より良い医療を行うために臨床、研究に日々従事しております。

獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科 外観