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教授より

ごあいさつ

  • 新しい年度が始まりました。令和になって医師・医療環境はさらに厳しい状況が始まりそうです。人口の減少、AIの導入、少子高齢化、医師数の増加(毎年の絶対数の飛躍的増加)、医療費の削減、10%消費税、働き方改革、専門医制度の整備、看護師の特定行為等、もしかしたら忙しさに時を過ぎるのを忘れてしまう超多忙な勤務状況から、時間や勤務内容がかなり緩やかな状況に劇的に変わるかもしれません。そのことに異論を唱える医師はいないと思いますが、当然ながら医師の年収のみならず、社会的地位の低下にも繋がっていく可能性もあります。最近、厚生労働省はすでに医師の過剰状態であるとの複数の科を公表しました。これからは医師であるならば誰でも雇用していた医療機関・診療科は少なくはなり、選択および競争になり、医師の能力により格差が著明となることを、どれだけの医師が自覚しているでしょうか?
  • 今後、一旦上がった地位や生活のレベルを下げることになかなか納得できず、混乱に陥る医師は少なくはないと考えます。以前、大学付属病院は収入も低くて仕事も忙しいとの理由で大学を離れて民間の医療機関に転職する医師も多かったですが、実は全国的に大学付属病院よりもさらに厳しい状況にさらされている市中民間病院から大学付属病院に戻ってくる医師も少しずつ増えているようです。埼玉県は全国で人口10万人あたりの医師数は一番少ないですが、埼玉県内でも医療環境の地域格差はあります。
  • 大学付属病院の麻酔科の将来はどうなるでしょう?附属病院の大きな収益源である手術室を稼働させるには欠くことができない麻酔科は、他科と比較して現状では決して悪い扱いは大学から受けていないと思いますが、例えば、保険診療制度が変わり、外科手術が包括医療に組み込まれる、あるいは非侵襲的治療、化学療法や放射線治療または予防医学の進歩により、一気に必要な手術は減少し、必要な麻酔も減少するかもしれません。
  • 大学附属病院で、臨床、教育、研究、余暇(遊び)の“4つの柱”を最後まで高いレベルで維持できる医局が当科の麻酔科であるといえば、妄想に近いとの批判を受けそうですが、夢は夢で追いかけていきたいと思います。
  • 令和元年5月1日
  • 獨協医科大学麻酔統括者
  • 獨協医科大学埼玉医療センター副院長
  • 獨協医科大学埼玉医療センター麻酔科主任教授
  • 奥田泰久
奥田泰久(教授)
奥田泰久教授