埼玉医療センター麻酔科主任教授を拝命いたしました
このたび、10月1日付で埼玉医療センター麻酔科主任教授を拝命いたしました、新井丈郎です。皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
埼玉医療センター麻酔科は、初代主任教授の佐藤勲先生から二代目主任教授の奥田泰久先生(現学長)へと引き継がれ、このたび私、新井が三代目を務めることとなりました。
私は、佐藤教授の時代である1993年に、当センター麻酔科(当時の獨協医科大学越谷病院麻酔科)に初期研修医として入局し、今年34年目を迎えました。当時は東武線がまだ高架化されておらず、急行(当時の準急)も新越谷駅には停車しませんでした。麻酔科の医局員は10名前後と少なく、麻酔科管理手術件数も年間2,000件程度でした。しかし、現在では医局員数は50名を超え、2025年度の総手術件数は12,000件超、麻酔科管理手術件数も7,000件を超えるまでに増加するなど、医局は大きく発展しました。
「楽しくなければ医局ではない」を合言葉に、医局員の確保に奔走され、手術件数の増加に向けて平日の定時手術枠を拡大するなど、奥田前教授が20年以上にわたり並々ならぬご尽力を重ねてこられた賜物であると考えています。
このたび主任教授としてその任を引き継ぐこととなりましたが、私も奥田前教授の意思を受け継ぎ、これまでの医局の運営方針を踏襲していく所存です。医局員が臨床・教育・研究に十分打ち込める環境づくりに努めるとともに、それぞれが自分の時間を大切にし、余暇も思う存分楽しめる医局でありたいと願っています。
医局の雰囲気が良く、働きやすい環境であることは、医局員誰もが感じていることだと思います。特に、当医局には若い医局員(専攻医)が多く在籍しているため、とても活気があり、毎日明るい雰囲気に包まれていると実感しています。私は、そうした若い医局員の希望や願いを一つでも多く実現できる医局を目指していきたいと思っています。また、その期待に応えるように面倒見の良い指導医や先輩医師が多く在籍しており、臨床・教育・研究はもちろん、ときには遊びまで一緒に楽しんでくれる体制が整っていることも、この医局の大きな魅力だと感じています。
これまで取り組んできたペインクリニック、心臓麻酔、小児麻酔、周産期麻酔、区域麻酔といったサブスペシャリティ分野の充実はもちろんのこと、新たに①術後疼痛管理 ②無痛(和痛)分娩 ③緩和医療 ④集中治療 といった分野にも高い志を持つ医局員が多く在籍しているため、そうした医局員の期待に応えられる医局を築いていきたいと考えています。
現在、海外留学中の医局員が1名、集中治療科へ出向中の医局員が1名おります。また、来年度にはさらに2名の国内留学が決定しており、医局員には国内外を問わず、積極的に留学を勧めています。
留学や出向を通じて得られる貴重な経験や、素晴らしい人々との新たな出会いは、お金では決して買うことのできないものです。私は、こうした経験を一人でも多くの医局員にしてもらいたいと強く願っています。なぜなら、それらの経験は、若い医局員にとって必ずや人生の宝になると、私自身が信じているからです。
奥田前教授は、ご自身の「後任者への希望」として、最後に以下の11項目を記されました。
これらの項目を一つでも多く実践できるよう、努力を惜しまず、まずは第一歩を踏み出したいと考えています。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2026年10月
